スキースノボ初心者の私がスノーシュー体験

2017.03.19

ドキドキのスノーシュー体験ツアー出発

予約した午後1時。妙高池ノ平にある妙高高原ビジターセンターの中のレストスペースで、いただいたレモンティーを味わっていると、午前中のツアー参加者の皆さんがにぎやかに戻ってきました。おそるおそる、どんな感じだったか、聞いてみると、女性お二人がもう大興奮で、暑い!とにかく暑い!とおっしゃいます。初めてでも、コース自体がきついことはないのだけれど、出発後ほどなくして身体がほかほか温まってくるそう。わたしは着込んだセーターを慌てて脱いで、準備しました。

すぐにガイドしてくださるというお二人が来られました。さっそく一緒に表玄関に出て、シューを装着。自己紹介のご挨拶をすると、お一人がメインでガイドしてくれるというヨシダさん、そしてもうお一方はビジターセンターの館長さんでした。

スキーもスノボも初心者で、終わってみればいつも身体のどこかを痛めたりしているわたしが、今回またも新しいアクティビティに挑戦です。今度は大丈夫かな...。
ともかく、なかなかできない冬の自然に触れることができるのだし、いろいろ散策しながらお話ししてくださるそうで楽しみ。

たくさんの樹木とのふれあい

出発はさっそく、ツアーハイライトの1つだとのこと。急な上りを、つけたばかりのスノーシューで上ります。これでなんとなく、どんなツアーか、感じをつかめます。

スノーシューとは、西洋の「かんじき」で、短くて太いスキーのような、靴ごとベルトで締めて装着して、そのまま雪の上を歩きます。どちらかというと、登りのが得意で、誰も踏み固めていないところの方が歩きやすいそうです。しかし、歩き方を間違えると、すぐにずぶずぶと雪に沈みます。が、そこは妙高。3月のこのタイミングでも雪質がとてもよいので、まったく問題にならず、むしろ楽しい体験でした。
スノーシューの裏には、ひっかける「とげ」みたいなのがついていて、それで雪の上を歩きやすくしています。女性の場合は、両足を左右にやや拡げる感じで、自分で自分のもう一方の足を踏まないように気をつけます。

さっそく目前に出てきたのが、このなにやら器具をつけた木。白樺です。白樺からは、カエデのように、木からシロップがとれます。どんなときにどれだけの質のシロップがとれるかはまだ謎らしいのですが、多いときには一晩で4リットルもとれたことがあるそうです!
試しに、今たまっていた樹液を舐めさせてもらいました...。あまり甘くない。そして、木の味(!)がします。これを焦げないように慎重に煮詰めると、シロップができるそうです。あとでこのシロップを入れた紅茶をいただきましたが、たしかにやさしい甘さ。美味しいシロップでした。そして、実はこのシロップ、天然のキシリトールなんだそうです。健康にも(美容にも!)いい。びっくりです。

白樺の仲間の木はダケカンバを含め数種が他にも生えていて、さらにカエデの仲間達もいろいろな種類が生えています。白樺が雪に映える美しさを、わたしは妙高で知りました。きっと夏もきれいなんだろうな、そしてこれだけカエデがあるなら、秋も間違いなくきれいなんだろうな。。

積雪量は歩いた場所で、2メートルを超えているとのことでした。ですから、夏に訪れたら、きっと全く別の世界なのだろうと思います。山登りは夏のが大変だとあとで聞きました。いろんなものを真っ白い雪に埋めて、きれいな世界に人間や鳥や動物たちがやっとの思いで慎ましやかに生きている。それが冬の姿なのですね。

松や杉の種類もたくさんありました。杉の雄しべ達が落ちていたり(花粉症には恐怖!)、カラマツ林もたくさん。カラマツはたくさんの節があり、寿命も短めで、なかなか使い出がないとかあるとか。。薪ストーブにはいいとか?
中でもドイツトウヒという木は、とても大きく、いわゆるクリスマスツリーの形の典型で、松ぼっくりが超特大で、枝が下を向いているかどうかで見分けるんだよ、と教えてもらいました。

以前、妙高に一緒に来た友人はドイツで、木を切ってクリスマスツリーを飾っていた事があると聞いたことを懐かしく思い出して、思わず感慨深く眺めました。

動物たちの痕跡

そして灌木類。案内して見せていただいたのは、ウサギやサルたちの食事の跡。食料が不足しがちな冬は、こうした灌木の木の皮や枝先の芽などを食べて過ごしているそうです。ウサギの歯はとても鋭いので、まるでナイフで刈り取ったようにきれいに切れてます。さらには、木ノ上の枝が集まった不思議な光景。これは熊が自分の座るところを確保した跡だそうです。いずれもこのページの下に掲載した写真で確認できます。

足跡は、歩き進むにつれて、だんだんと増えてきました。とくにタヌキの足跡は、梅の花のような後で、ふらふらと?よろよろと?曲線を描いて歩いているのが特徴だそうで、たくさんの足跡を見つけることができました。そのほか、サルの足跡は人間の子供のように大きく、ウサギはジャンプしてますから、前足より後ろ足の跡のが前に出てます。これらを見つけるには、ビジターセンターであらかじめ展示を見ていたのがとても役に立ちました。

丘の上で

丘の上でいったん折り返し休憩を取りました。これは内緒ですが、冬のとてもすてきなピクニックです。
いい眺め。そしてちょっと火をたいて、楽しいひとときを過ごしましたよ。皆さん同じように体験されているといいですね。

さて、次はいよいよ帰り道です。下りも多いですがもうスノーシュー歩きにはすっかり慣れて、楽しく歩けます。川も渡ったり、人間の道路も渡ったりと、バラエティに富んだ道を行き、最後にまた、元の出発点に戻ってきました。

妙高には他にあと2つのスノーシューコースがあるそうです。ガイドさんなしでも、木に掲げられている番号順に回れば、帰ってこられます。

慣れてきたら自分で行ける冬のトレッキングツアー。初心者でもけがも何もなく、存分に楽しめました!これはぜひ、わたしの趣味にしたいなあと思っています。

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